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官能力と流れ星とUFOのロマン

昨夜、石垣島のコアに住む男のお宅にお邪魔した。

人里離れたサトウキビ畑の中を突き進んで、自然に囲まれた離島感MAXの家についた。

山の麓にあり、海沿いの街が遠くに見える。

家の前の道に椅子3脚を置いて、真ん中のケースをテーブル代わりにしてゆんたく(沖縄の方言でおしゃべり)した。

あたりに街頭は一切ない。なぜ影を落とすほど物が照らせているのかと上を見上げると月光が眩しかった。

月が明るすぎて、月の周りの星が見えない。

ボーッとしていると、墜落する飛行物体のように赤い光を散らしながら夜空を流れ星が横切り始めた。

「あれ流れ星」

一緒にいたその男とレンジに言うと、彼らもそっちに目を移す。

「ホントだ」

とレンジが言った。

それでも流れ星はまだ流れ、やがて箒のような形で火光を散らすのをやめて消えてった。

「君の名は」を超える流れ星をこの間見たけど、それを余裕で凌ぐほど長い間流れていき、余裕でお願い事3回言える時間があった。頑張れば6回お願い事言えたはず。

海や山で働く石垣歴3年になるその男も初めてみるレベルだったらしい。

その男とはこの日の前日に共通の友人の送迎会で出会った。

その男とは波長が合うことがすぐに分かった。

こいつおもしろそう、こいつ官能力高そう、こいつ気が合いそう、みたいなことが瞬時にわかる相手っている。

案の定その男とは一言目から話が合った。

俺が次行く予定の南米に男はこの前までいた。メキシコやジャマイカで働いていたらしい。

男と女が一目惚れで恋に落ちるように、「こいつ…‼︎」みたいなのは同性同士でもある。

人間同士の出会いはシンプルだ。

出会うまでのお互いの経緯や重なったタイミングなどを分析しようとすれば複雑なんだけど、出会ったという事実は至ってシンプルだ。

そういうことをお互い分かっていると話が早い。昔からお互いを知っているかのような親近感を最初から持って時間を過ごすことが出来る。

こういう話はロマンチックな話なのかもしれない。

こんな事を書いてる俺も、昨日居合わせたメンツもロマンチストなのかもしれない。

ロマンチストの対義語はリアリストだろうか。

辞書でひくとそうでる。

でも俺はロマンチストこそリアリストだと思う。

ロマンチストは現実世界(リアル)にロマンが溢れているということを知っているリアリストだ。

ロマンを知らない人にロマンを語っても

「あなたは”ロマンチスト”ね」

と言われておしまいかもしれない。ロマンを知らないのでもちろんロマンチストがなにかも知らない。

ロマンへの実感がないからだ。

人は同じ言葉を使っても言葉を共有しているわけじゃない。

言葉を通して実感を共有している。

少なくとも実感を想像できない相手とは話にならない。

言葉は曖昧だ。

俺はロマンチストとリアリストという概念の間に言葉で作られた境界さえ曖昧になってしまった。

自然だろうと人工だろうとこの世にはロマンが溢れてる。

言葉じゃないことがその事実をハッキリさせてくれる。

ロマンとはなんだろうか。

昨日みた流れ星はUFOかもしれない、みたいなことだと思う。

そろそろUFOに会ってみてー。

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