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2017.09.30

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コラム

オススメは勧め方が9割

「この曲、まじヤバいから聴いてみ!」でいきなり再生される4分間は結構ダルいことが多い。

一曲くらいなら実際いいけど。それがYouTubeで15分くらいある面白動画とかになると苦痛になる。映画とかになってくるといよいよ暴力である。

 

世の中にはタイミングというものがあり、タイミングとはある流れとある流れが交わった時のことであり、交わった時の状況が正統だと言える場合、人は「これはタイミングだ」と感じることができる。

 

オススメっていうのはタイミングがとても重要なんだ。

 

たとえば俺が何か悩みを持っていたとして、それをつらつらと友人に話している。

すると友人が「わかったわかった。そんなお前はファイトクラブっていう映画を観たほうが良い」と言う。

こういうのは上手いオススメの仕方なんだ。

ちゃんと流れを汲んでいるし、ファイトクラブが俺にとって説得力があるものかもしれないと思うし、観てみたくなる。こういうのは良いんだ。

 

でも、そういう文脈を無視して「ドキュメンタルがヤバいくらい面白いから観ろ」といきなり言われたりしても、(ドキュメンタルを観ればきっと笑えるだろうけど、)そこまでの行動には移せない。今の俺が面白い作品をそれほどまでに欲していないからかもしれない。

 

なぜ俺がこんなオススメというものにうるさいのか。

それは俺がオススメ職人になりたいからだと思う。

「レンジのオススメするものってどれでも良いよな〜」と言われたい願望が深層意識に多分めっちゃある。

 

だが現実はというと、俺がオススメしたものはあんま成功しない。めちゃくちゃ良かった映画を友達に必死にプレゼンして後日「アレ観たけど、まあ面白かったけど、レンジが言うほど面白くはなかった」って言われる事はしょっちゅうあった。

 

オススメというのは一見エゴイスティックだけど、相手の需要にマッチするものでないとちゃんと動作してくれない。

 

要するに、オススメの魅力を引き出すためには、相手が「これはタイミングだ!」と思うものを提示する必要がある。

 

タイミングは難しい。

 

しかし、相手の話に耳を傾けることが出来れば、何を求めているのかをまず考えることが出来れば、オススメ職人への扉は開かれたと言って過言ではない。

 

 

本なんか特にそう。

本は内容の良し悪しなんてものは実はなく、タイミングだ。

出会うべくして出会うのだ。

 

だから究極のオススメは「オススメしない」これになる。
その人の流れに任せると。余計なことはしない。
好きなものを情熱的に語ってもハードルを上げてしまうだけ。
ただ温かい目で見守っていようじゃないか。
これ、オススメ職人の極地だよ。

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