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東北ヒッチハイク旅 ⑤

こんにちは!テリーです。

東北でヒッチハイクをしました。

前回の記事はこちら。今回は4,5日目、最終記事です!

 

4月13日Wed

 

あおもり健康ランドで起床

この日俺らは前日ギャルに連れてきてもらったあおもり健康ランドの仮眠スペースで目を覚ました。レンジは10時頃起きたが、テリーは相変わらず昼過ぎ起床。

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腹が減ったので飯を食いに行こうということで、「のっけ丼」を目指して3kmほどの距離にある青森駅近くの青森魚菜センターを目指して健康ランドを出発した。

健康ランド前を通る国道7号線は青森駅にほぼ一本道で繋がっている。

行き先を書いたスケッチブックと親指を掲げながら国道沿いを歩くもののそう簡単には車は止まってくれず、そうこうしているうちに雨が降ってきた。

ずぶ濡れの俺らを拾ってくれるほど世の中は甘くないと判断し、潔くヒッチハイクを諦めて俺たちはタクシーを捕まえて青森駅に向かった。

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のっけ丼を食す

のっけ丼とは「青森魚菜センターで、市場に並んでいるものをちょっとずつ買って食べる丼です」(ホームページより)。

市場がある建物に入って1000円で10枚綴りのチケットを購入し、このチケットで好きなように丼のネタを買っていく。

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まずご飯とチケットを交換する。大盛りが2枚で普通盛りが1枚。

そしてご飯が入った丼を持って市場を歩きながら丼に乗せるネタを選ぶ。

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市場に並んでいる新鮮な魚の切り身や卵焼きにはそれぞれ何枚のチケットと交換できるかが書いてあるので、店の人に言うと、その場で箸で自分が持つ丼にのっけてくれる。

このようなシステムでオリジナルの丼を完成させるのだが、これがなかなか楽しい。味も旨い。

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これから行く人にアドバイスなのだが、ご飯をチケット2枚で大盛りにするなら、チケット2枚で普通盛りを2杯買ったほうがいい。俺らは1杯目をチケット7枚で完成させ、残した3枚で2杯目(ご飯1枚+ネタ2枚)を作るというケチケチ作戦でいったのだが、間違いなく普通盛りは大盛ご飯の半分以上の量があった。

やってみないと意外と気づけないのだが、旅をしているとめちゃくちゃ腹が減る。ここぞとばかりに丼を貪り喰う俺らの生命力を感じとったお店のおばちゃんはレンジにおまけをたくさんつけてくれた。そのおまけをレンジは俺に分けてくれた。

青森魚菜センター「のっけ丼」。おすすめです。

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誘惑に負けてあおもり健康ランドへ戻る

俺らはのっけ丼を食い終わってから迷っていた。

外は雨が降っている。

ヒッチハイクするのだるい。。

このまま健康ランドへトンボ帰りして、温泉に入ってビール飲んでのんびりして寝てしまおうか。。

数時間青森駅周辺をぶらぶらしたのち、誘惑に負けて俺らはあおもり健康ランドへ戻った。

温泉に入って、オールドスタイルな食堂で飯を食ってビールを飲んで漫画を読んで寝た。

 

4月13日Thu

 

青森名物ニボシラーメンを食す

岩手県でヒッチハイクで乗せてくれたドライバーに青森駅周辺に旨いニボシラーメンがあると聞いていた。

この日も昼過ぎまで健康ランドでダラダラしたのちに、そこに行ってみることにした。

店の名前は「まるかいラーメン」魚介系のラーメン特有の臭いはなく、サッパリした味だった。テリーは期待し過ぎて美味く感じなかったが、レンジはまったく期待していなかったので美味く感じた。

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横浜へ帰宅

この日はもう帰るだけだった。夜8時の夜行バスで横浜へ向かった。

帰りもヒッチハイクをする予定だったのだが、天候的にも時間的にも無理だとわかった瞬間に俺らは諦めて昨晩夜行バスを予約した。

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翌朝桜木町にバスが着いて、テリーの部屋で旅を振り返って今回の旅は終了。

横浜(神奈川県)→

蓮田(埼玉)→

仙台(宮城県)→

盛岡(岩手県)→

青森(青森県)

という片道ルートではあったが、合計約800kmをヒッチハイクで移動することができた。

突然ひらめいて初挑戦してみたヒッチハイクであったが、やってしまえば何とかなるものだ。

多分誰でもできる。

なぜなら世の中には優しくて親切なドライバーがたくさんいるからだ。

ヒッチハイク旅をしてみて感じたことはたくさんあるが「世の中には優しい人がいる」という事実への実感が特に大きい。

優しいから乗せてくれるわけで、乗ったということはそこにいるのは優しい人なのだ。

俺らの目の前の現実は、大袈裟ではなく、愛に満ち溢れた車内だった。

人間は自分が何をみて生きるかを選択することが出来る。優しい人を求めるのか優しくない人を求めるのかは自分で決めていいのだ。

そして、乗せてくれる人は全員幸せな時間を過ごしている最中だった。

デートや孫の顔をみにいった帰り道の夫婦。

仙台に住む彼女と長崎から来た彼氏。

結婚間近の女性。

ゴルフから奥さんのいる家に帰る爺。

出張先から生まれたばかりの子どもが待つ家に帰る途中の会社員。

小旅行帰りのギャル達。

今思い返すと全員幸せそうな人達だった。

車を求めて親指とボードを立て続けた報酬は、その移動時間だ。

「俺らを乗せてくれた方々の幸せなひと時に、ヒッチハイクという形でお邪魔した」という感覚。

ヒッチハイク経験者が人との出会いに最も感動するのは、ヒッチハイクというのは幸せな時間を過ごす優しい人々に助けられる旅だからだ。

ヒッチハイクの醍醐味はそこにある。今回経験してわかった。

素性も分からない男2人を快く乗せ、完全な我儘にも拘らず俺らの目的地まで運んでくれた、優しくて勇気のある運転手の方々に感謝。

ヒッチハイクドープ。

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(東北ヒッチハイク旅 完)

 

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