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2017.09.20

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コラム

【沖縄最高峰の於茂登岳】登り方と見える景色

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於茂登岳を山頂まで登って来た。

沖縄で1番標高が高い於茂登岳は石垣島にある。

標高525.5m。登山口から山頂までは1時間弱。

 

登山口まで

石垣の中心地(離島ターミナルらへん)から車でおよそ30分、「於茂登山登山道→」という看板が現れる。

そこからはこのような舗装されていない道が続く。

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軽自動車でもなんとか進むことが出来たけど、かなり道が悪く穴だらけなので油断したらタイヤがハマって動けなくなってしまうような道。

5分ほど走ると、このような場所に着く。

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車で行けるのはここまで。左右に道があるけどこれらは実は登山道には繋がらない。

登山道はこの写真の車のすぐ右側らへんから川に下りていき、川を渡ったところから始まる。看板などはないので見つけにくい。

ここから歩きで山頂まで1時間弱。

寝巻きにビーサンの俺らは55分かかった。

 

登山開始

海辺のカフェでのんびりコーヒーを飲んでる時に「山登りましょうよ」という話になり、急遽来たので遅くなってしまい、16:15登山開始。

万一下山までに日が落ちると遭難する危険性があるのでのんびり安全に行きたい人はもっと早い時間に来ることをオススメします。

亜熱帯特有のジャングル感のある森を進んで行く。

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登頂開始から15分ほどのところに滝がある

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日は山の向こう側西に沈んでいくので、この時間帯から登山道のある東側の斜面は日陰になっていく。

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途中様々な動植物に出くわす。

時期的なものなのかこの日(2017/9/19)はそこら中にこのトカゲがいた。

IMG_1593「サキシマキノボリトカゲ」という八重山諸島の固有種。尻尾がクルンとしていて可愛い。ちなみに尻尾は切れない。)

中にはこんな大ムカデも。体長20cmくらいあった。しかも動きが案外素早いときて流石にびびった。

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スタートから30分ほどでこの看板に出くわす。

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ん、給水所?と思いあたりを見回す。

どうやらこれらしい。

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試しに飲んでみる。

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一緒に登った相方曰く、「味はまぁまぁ」

雨量がある時はもう少し流れがあって、澄んでて美味しいのかな。

近くの木に巻いてあるビニールにはこの地点が5合目だと書いてあった。

ここから山頂まで25分。

さらに急な勾配の道を進んで行く。

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あまり人が通った形跡がなく、山頂に近づき植物の背が麓の木に比べて低くなってくるともはや道が塞がれている。

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一応足元はハゲているので道を見失うことはなかったが、トトロのトンネルみたいなエリアもあり、かがんで進まなくてはいけなかった。

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両サイドに渡して道の真ん中に蜘蛛が巣を張っているので木の枝を振りかざしながら歩いた方がいい。

たまに景色が開けて周りを見渡すことができて山頂に近づいていることを実感する。

ラスト10分ほどあまり勾配のない道を突き進んでいき、17:10山頂に到着。

 

山頂の景色

道が開けると、そこは山頂。

この看板が現れる。

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山頂には気象観測所が唯一そびえ立っている。

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フェンスで囲まれているので中には入れないが、気象観測所の横を歩いていくと、石垣島の南側に位置する中心市街地や西の海と竹富島や西表島を一望することができる。

もう少し進んだところにも別の山頂エリアがある。

沖縄の地上に生息している人間の中で今一番高いところにいるんだという勝手な優越感と、登頂の達成感と、絶景の満足感を一度に味わうことができる於茂登岳山頂。

行ってみる価値は十分にある。

 

絶景は写真では伝わらないので、是非自分の目で確かめてください。

山好きで石垣島に来た方には是非オススメです!

番外編:下山中のハプニング

17:30下山開始。

下山途中相方のビーサンが壊れるというハプニングが起きる。

仕方がないので大声を発して気合を入れながら裸足で下山開始。

途中途中湧き水や川で足を癒しながら無事18:10下山完了。

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距離はそんなに長くないので初心者にも適していると評判ですが、登山道はあまり綺麗に整備されているわけではないのでなかなかワイルドな於茂登岳でした。

 

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