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2019.11.3

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日記

11月2日(金)の日記:寅さん

・男はつらいよの映画1作目を観た。寅さん、のぼる、ひろし、孤独な男たちの生き様に泣けた。寅さんとはなんなんだろう。「人間模様を描く」というが、物語の2/3まで寅次郎にまったく共感できなかった。あんな男が自分の身近にいたら嫌すぎる(基本的には笑える要素が多い)。だが妹の結婚披露宴での、新郎父が挨拶するシーンでの寅次郎には泣いた。べつに何かを解決してみせたわけじゃないし、金八先生のように誰かにありがたい話をして納得させたわけでもない。だけどこの披露宴のシーンがフックとなって寅さんに一気に感情移入した。めちゃくちゃ怒ったり、めちゃくちゃ感動して泣いたり、急にまともな事を言ったりする。喜怒哀楽がまっすぐ過ぎて、そこに自分の共感がハマるとヤバい。作品全体でいうと、女は殴るわ、部長が女性部下のお見合いを設定するわ、隣人が平気で部屋を覗いていたりして、これが放送当時の日本の文化を映しているとしたら、価値観のやつブレすぎだろっていう。

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