アテネに到着し数日後、Satoshiはセルビアに飛び立ち、俺は気の向くままギリシャに残ることに。
ある日、ここに来てから仲良くなったギリシャ人の奴とその妹とハンバーガーを食いに行って、
「この後カラオケ行くけど、テリーも来る?」
と誘ってもらったので、ギリシャのカラオケはどんなものだろうと興味がわいたので行ってきました。
他の地元の友達もさらに4人合流して計7人で「Ghost house」というカラオケに到着。
ちなみに俺以外全員女です。
カラオケと行っても日本みたいな個室のスタイルじゃなくて、海外によくあるステージで一人一人歌っていく方式のカラオケです。
この日はちょうどカラオケ大会の日だったので、みんな気合が入っていました。
女子6人とビールを飲んでガールズトークを繰り広げながらカラオケ大会の開始を待つこと30分、いよいよ1人目の勇者がステージに立ちました。
めっちゃ音痴でした。ほっこりしました。
もちろんここまで来て歌わないわけにはいかないので俺も歌いましたよ。
中学校の頃初めて友人に貸してもらってCDで覚えた思い出の曲「楽園ベイべー/RIP SLYME」をアテネでギリシャ人に聴かせてやりました。(カラオケDJがyoutubeのカラオケversion動画を流してるだけだから日本の曲もいける)
海外のカラオケのステージにいきなり立たされるのには慣れているのでここはいっちょ楽しんだろうと
「日本から来たぜ!ヒーハー!!」
とか言いながらノリノリで歌い上げ、曲が終わりステージを降りると1人の男が近寄ってきて
「TOKYO CLASSIC!!!ヒーハー!!」
と言ってハイタッチしてくれました。
楽園ベイべー知っとんのかい!!ギリシャ来てこれ歌うとも思わなかったけど、まさかそれを聴いて共鳴してくる奴がいるとも思わなかったわい。
でもこのカラオケで会ったそいつだけでなく、ギリシャ人は他の国の人と比べて日本について知ってる人が体感的に多かった。なんでだろ。
てなわけで、ギリシャ美女に囲まれてのカラオケ大会は楽しかったです。
しかも、ちょうどこの時現金を下ろす手段を失っていたので、おごってもらっちゃいました。
自力じゃ行けないようなとこに連れて行ってもらえて感謝です。
住み慣れた地元を一人でふらついててもなかなかこういうことは起きないのに、一人旅をしていると毎晩のようにこういう感じで何かが起きる。(そこも誰かにとっては地元なのに)
旅をしてるっていう自分の意識が自分の行動を変えて結果的に人や物事を引き寄せるのか、旅人オーラを感じとった周囲の人が旅人に何かを与えてくれるのか。
どっちもだろうな。
COMMENTS