アテネで出会った友達から聞いたナクソス島にまつわる話に非常に興味を惹かれたので行ってみることにしました。
船は早朝の便だったので、前日は宿を取らずモノスティラキ広場で夜を潰し、その間たちの悪い輩に絡まれたりもしました。。
アテネ市内からメトロで15分ほどでピレウス港に到着。
俺の全財産と人類のアウトプット #ship #sunrise #building #baggage #port #piraeus #greece
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船まで少し時間があって暇だったので、堤防から海にダイブしてみました。
この体験から分かったことは「静かそうに見えても港の海中はクソうるさい」ということと「綺麗に見えても港の海面には若干油膜が張っている」ということです。海中では水を媒介して船のエンジン音が直接響いてきます。おそらく俺が港の海に飛び込むことはもうないでしょう。
そして、船(Blue Star Ferries)に乗船し、約5時間かけてナクソス島へ。
On the ship to Naxos #sun #cigarette #me #piraeus #greece
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ナクソス島に降り立つと、エーゲ海の美しい海が広がっていました。
荷物を置きたいので早速宿を探しに歩き始めると、港からちょっと歩いたところの裏道にいい感じの看板を見つけました。
看板が示すところへ行ってみるとおばあちゃんがいたので、泊まっていいか聞いてみました。
「2泊するから安くしてちょ」
とお願いすると交渉成立。
宿はおばあちゃんの家の二階部分が宿泊用の部屋として使われている感じでした。俺が泊まった部屋もお家の一室という雰囲気。3人用の部屋を広々使わせてもらいました。
一階のおばあちゃんのキッチンや部屋にも入らせてもらうことがあったのですが、壁にはびっしりと家族や祖先の古い写真が並んでいました。ナクソス島を教えてくれた奴もナクソス人の特異性について言っていたし、ギリシャ神話にもよくナクソス人が登場するし、おばあちゃん自身も独特の雰囲気を持つ人でした。ナクソス人、興味深い。
2日目の朝、いざ噂のポルタラと呼ばれる扉をくぐりに向かいました。
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古代から地震などの自然災害から唯一生き残ってきたというこの扉をくぐると異世界に行くという逸話も聞いていたのでワクワクドキドキ。
ノーパン半ズボン一丁で宿を出て、ポルタラがある小島へ歩き、丘を登り、遺跡の残骸の間を縫って、扉を通過しました。
そして扉の奥にある崖から海へダイブ。
この時の海に入った瞬間の感覚は今でも覚えています。
そして、また崖をよじ登る。
途中落ちたら岩に挟まって死ぬみたいなところもあって膝が震えながらもなんとか登りきり、また扉をくぐって宿に帰りました。
この時に得たものも言葉では書き表せないですが、とりあえず言えることは、やりきった感はすごかったです。笑
この直後のタイミングに、オーストラリアのトレーラーハウス時代に一緒に生活することになる2人からビデオ通話が来たり、俺以外の家族が集まっているところからビデオ通話が来たり、色々と起こりました。扉パワーなんですかねぇ。
余談ですが、ここもアポロン神殿跡だそうです。ナクソスに向かう直前にデルフィの方のアポロン神殿にも行っていたので、偶然2か所のアポロン神殿にまつわる場所を連続で訪れていました。面白そうだから行っただけで、名称など細かいことはよくわかっていなかったのですが、こうやって記事に書くにあたって調べて知りました。アポロンにも縁があったようです。
ナクソス島の城砦周りの街はこの写真のように迷路のように入り組んでいます。
時にはこんな低いトンネルをくぐらなくてはいけなかったり。
流れに任せてりゃ次の行き先も決まるだろうと考え、ナクソス島でも基本的にのんびりと散歩したり、海で泳いだり、人と出会って話したりしていました。
個人的なジンクスとして、旅中は気が向いた時に満月の方向にあるけば何かしらいいことが起こるというものがあるのですが、2日目の夜満月の方向にビーチ沿いをひたすら歩いて端っこにたどり着きました。そこには誰もいないビーチベッドが並べられていたので、1人座ってチルしていました。美女が降ってきたりしないかなーと思っていると、暗闇の中にガタイのいい男が現れました。他にもビーチベッドはたくさんあるのに近くに座ってきたので話しかけてみると、めちゃめちゃ意気投合しました。
特にお互いの死んだ愛犬の話で盛り上がりました。
彼は翌日、ナクソス島を発ってイラクリア島に住む友達に会いに行き、そこでキャンプをするということで誘ってくれて、面白そうなのでそこに一緒に行くことになりました。
ナクソス島はロマンが詰まった島でした。
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